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国際宇宙ステーションきぼうが見れるチャンス!
JAXAが開発した日本の宇宙実験棟である宇宙ステーション きぼうは、国際宇宙ステーション(ISS)の一部として機能しています。ISS最大の実験ができる場所と知られており、有人で宇宙での実験を行うことができる場所です。地上から約400㎞上空に位置しており、1周およそ90分のスピードで地球の周りをまわっています。条件がそろっていれば地上から肉眼でも見ることができるのが特徴の一つです。
きぼうが見える条件は地域や時刻によって大きく違いがあります。最も重要な条件は天候が晴れであることです。雲より高い場所を飛んでいるから肉眼で見るためには、空が晴れている必要があります。
また、自分たちの住んでいる地域の上空を通過するかどうかに関してもチェックが必要です。国際宇宙ステーション きぼうは、いつでも一定の軌道を回っていますが地球の自転によりみられる場所が異なります。ISSが通過する位置がいつも違うのは、地球の自転によるものです。
更に大切な条件となるのは、自分たちで済んでいる地域では夜、ISSが昼であることとなります。宇宙ステーションは自分で光を放つわけではなく、太陽の反射光で光り輝くため、ISSに太陽光が当たっていることが重要です。2022年内できぼうを観測できる時間帯と地域はエリアごとにより異なるため、事前によく確認してから確認することが大切となります。特にきぼう 観測するためには日の出前・日の入り後の2時間前後がチャンスです。地上は夜でもISSは昼であることが多くなるため、宇宙ステーションの速度などを確認してみることが重要となります。
宇宙ステーション 速度は秒速約7.7㎞・時速約2万7700km/hとなっているため、肉眼で見た時の場合は白い光の点が空を移動していくように見えるはずです。地球の影に入った場合は暗くなってしまうため、給に見えなくなったり、途中で急に出てくることもあります。見え方からUFOと勘違いする人も少なくありませんが、UFOではなく、北西から現れて南東にまっすぐ移動しているため、違いが分かりやすいです。飛行機ではないかという人もいますが、飛行機の場合は赤いランプが一緒に点滅しているため、見分けがつくといいます。アウトドアで星空観測をしている時に見つけるチャンスはありますが、都心でも高いビルの高層階などから見ることができる可能性は高いです。インターネットでJAXAのホームページをチェックすると、自分のいる地域から見ることができるかどうかや、見える日時をチェックできるため参考にしてください。