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埼玉の地球観測センター
埼玉県比企郡鳩山町には、地球観測センターがあります。地球観測センターは、JAXAとも呼ばれている宇宙航空研究開発機構の施設です。様々な観測を通して宇宙探索や人工衛星、物理学などについて学ぶ施設になります。地球の環境状態を観測する技術を確立するため、1978年10月に地球観測センターが埼玉県比企郡に設立されます。センターは緑豊かな自然に囲まれ、巨大なパラボラアンテナが人工衛星からのデータを日々受診しています。受信されたデータは筑波宇宙センターに送られ大学や研究機関、国内外のユーザーの要望に応じてコンピューター処理をして提供されます。提供されたデータは環境問題の分析や資源調査、災害監視などの分野で幅広く活用されています。
センターでは地球の観測活動と環境問題をテーマに、解析画像や技術について紹介します。未来の活動についても知識を得られ、展示室では人工衛星の模型も確認できます。直径が11m以上あるパラボアアンテナはデータ受信用のアンテナで、空に向かって設置された巨大な設備を見られます。第一用棟には、データを受診する設備やデータを処理する設備が配置されています。関連するデータは、より有効に活用できるように国際的に収集されます。センターを訪れると、比企丘陵に囲まれた自然の中で季節ごとの風景を楽しみながら施設の見学ができます。子どもから大人まで楽しめるセンターの見学は全て無料です。見学ツアーは事前予約制で、説明員付きのツアーと展示室のみの見学があります。見学を希望する場合は、希望日の3日前までに申し込みます。人数の制限があり見学ツアーは10名までで、展示室のみの見学は20名までです。対応時間は平日の午前10時から12時までと、午後1時から4時までとなっています。
見学ツアーの所要時間は1時間程度で、小さな子供は保護者と一緒に見学します。希望日が見学可能か事前に知りたい場合は、予約状況を電話などで確認できます。センターには自動販売機があるので、飲み物を購入して飲めます。トイレは展示室と屋外、運用棟にあり展示室のトイレでは赤ちゃんのオムツ交換ができます。運用棟と展示室のトイレは車椅子の人でも使えます。地球観測センターの周辺では、センターの特徴を活かした様々なイベントが行われています。開催されるイベントについては、各施設で情報の提供を行っています。埼玉県平和資料館では企画展示や常設展示があり映画界や講演会などが開催されます。地球観測センター周辺には美術館もあり、センター見学の際に気軽に寄れます。
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